農場での研修も、あと4ヶ月を切ってしまいました。
最近すっかり寒くなり、今日はマイナス6度まで下がったそうです。
牛舎の中まで寒くなり、これからどうなってしまうのか、心配です。
畑作物は、ほぼ終わってしまいました。

先週まで、4haの人参を収穫していました。

日本では、にんじんをたくさん間引きした思い出がありますが、こちらでは全く間引きをしませんでした。
小さめの人参が多く、日本の人参より味が薄い気がします。
面積が広いだけに、人参収穫機に乗っての収穫作業でした。
収穫機は、15年くらい前に購入したそうで、それ以前はもっと少ない面積でやっていたそうです。
少ない面積でやってたときは、人参の値段が高かったそうです。
人参収穫機に乗り、ベルトコンベアで流れてくる人参の中で割れ目のある人参、変な形の人参、腐ってる人参を見つけ、ぽいぽい地面に投げ捨てます。
(ごく一部のだめ人参は、牛などの餌として集めました)
ここで収穫された人参は、人参洗い工場に運ばれ、大型スーパーで販売されるそうですが、約半数は、売り物にならないにんじんだそうです。

少し曲がっていたり少し割れ目が入ってるだけで、食べられるのに捨てられてしまう人参がとても多く、少し心苦しいです。
日本で間引きをする時も心苦しかったですが、間引きの方がいいのかも、と思いました。
収穫機に乗らない収穫の方がすきですが、面積が面積だけに、手だけでは取りきれないですね。
先日、その大型スーパーで、カット人参も見つけました。
普通の人参は、広告の品で1キロ1フラン程で買えてしまいます。カット人参は、300グラム3,5フラン程でした。
スイスにもカット野菜を買う人がいることは、ショックでした。
これだけ寒くなったのに、露地でトンネルもかけられずにスクスク育っているセロリもあります。
昨日は真昼間に、ポーランドの人10人程がセロリの収穫をしていました。

セロリも、日本にいたときに収穫した経験があったのですが、日本の夏場のセロリだったので、夜中の3時から、ヘッドライトつけて収穫していました。

ここでは真昼間に収穫していることにも衝撃を受けましたが、セロリにも収穫機があることを知り、かなり驚きました。
見知らぬポーランドの人々10人で収穫してたので、近づくには少し勇気がいりましたが、「あと、たった4ヶ月、こんなチャンスはないぞ!」と自分に言い聞かせ、昼休みに思い切って、写真を撮らせてもらいに行きました。
私のことを、「なんだこいつは」というかんじで見る人もいたし、どうぞどうぞ、という感じの人もいましたが、変に注目され、早々と写真をとって退散してしまいました。
日本では、JAに出荷するセロリだったので、収穫するときに水を入れたバケツを持ち歩き、スポンジで洗いながら一株づつプラスチックの袋に詰め、重さごとに振り分けて畑の上でダンボールに箱詰めをし。。。という作業をヘッドライトしながらやっていたのですが、
ポーランドの方々は、畑のセロリをただ切ってプラスチックの組み立て式の箱に入れていっていました。
マルチもないし、畝もないし、芽かきもしていなかったように思います。
スーパーで売られる時は、葉っぱが切られていました。
土地が違うので、やりかたも違う、と言ってしまえばそれだけですが、ちょっとしたカルチャーショック、とても興味深いです。
畑作物はほぼ終わってしまったし、私の中で研修終了までのカウントダウンは始まってしまっていますが、まだ、後3分の1あります。
まだ4ヶ月ある、とも思いながら、スイスのこと、感じていきたいと思います。

追伸 先日、蕪のランプ祭りに行きました。寒い夜のお祭りで、その名の通り、蕪をランプにして、町中飾って、パレードなどしていました。


なかなか火が消えないランプが不思議でした。いろんな柄のランプがあり、一見タモリさんかと思うような柄のランプもあり、「タモリさん、ここまですごいのか?!」と思いましたが、多分黒人の歌手でした。
2011年11月 スイス研修生 岡田麻美